成功するための3つの力
10年ほど前、メンターからおもしろい法則を学んだ。
それも、「遊ぶ人が成功する法則」です!
がんばって何かに向き合わないと、成功しない。
遊ぶなんて、もっての外! と、考えてきた人も少なくないかもしれない。
けれど、ちょっと待って。
それ、誰が決めたの?
遊ぶことで、鍛えられる能力こそが、成功する力に大きく関わってくるという話を
紹介したいと思います。
夢を実現し、成功するためには、3つの力が必要とされています。
1、情報収集力
2、人間関係力
3、自己修正力
ひとつずつ考えてみよう。
1、情報収集力
成功するためには、成功するための情報を得なければいけません。
世の中で、情報起業家が存在するほど、情報は鍵になります。
その情報に、どれだけ敏感に反応できるか、が、成功するために必要な要素の
ひとつなのです。
2、人間関係力
夢の実現には、人の協力なしでは難しい。
成功のために必要なのが、人間関係構築力とも言えます。
言い換えれば、コミュニケーション能力ということ。
この力が乏しいと、なかなか人と関係をつくれず、結果として協力者にも恵まれず、
成功につながらないというわけです。
もしも、「人の助けなんてなくてもできる!」と考えている人がいるならば、
それは傲慢な考えにほかならないと思っています。
3、自己修正力
成功する人は、自己修正能力が極めて高い人が多い。
成功は、成長の延長線上にあるものと言えます。
成長とは、変化であり、
変化とは、適応であり、
新たに巡り合った環境に対して、どれだけ自分を修正し、適応させられるか。
それが、新たな自分の価値を生むことにつながるのです。
変化こそが、成長し、生き延びるうえで最も大切だと教えてくれる言葉があります。
「 強い者が生き残るのではない。
賢い者が生き残るのではない。
変化するものが生き残る。」
― ダーウイン
修正するというのは、今までの自分をあらためて受け止め、積み重ねてきたやり方や成功を
一度手放すことでもあります。小さな殻を破り、大きく成長していく。
「もったいない」と思うかもしれないし、手放すことで不安になったり、怖くなったりするかもしれません。
しかし、修正し続け、成長し続ける人に対して、周りの人は可能性を感じ、賭けてみたくなるのです。
そんな人は、周りを魅了し、人を集め、人からの協力と支援を受け続けていきます。
それに、変化する力がない人は生き残ることができないのも、過去の歴史が示してくれています。
これが自己修正力の強さです。
この3つの力は夢を実現していく中で、かなり大きな部分を占めてきます。
メンターに、「そんな力を手っ取り早くつけるためには、どうしたらいいのでしょうか?」と
質問したところ、「遊びこそすべてだよ」という答えが返ってきました。
なぜ、遊びが3つの力をはぐくむことができるのでしょうか?
たとえば、ゴルフを覚えようとします。
初めてなので、うまくなるために情報を集めようとします。やっていると楽しいし、
今まで見えなかったものも見えるようになるので、どんどん情報が集まってきます。
難しく、苦しいようなことではないので、いつの間にか情報の集め方が上手くなっています。
(第1の能力アップ)
次に、人と一緒にコースを回りたくなります。そのために、一緒に回る人を集めたり、
ゴルフをしている最中にコミュニケーションをはかります。楽しいことをしているので、
どんどん話が進むようになります。遊びなので、肩の力を抜いて会話を楽しむことができます。
また、ゴルフ自体をさらに上達させたいという向上心が湧き、人から教えてもらおうと、
人と話すようになります。この繰り返しで、コミュニケーション能力がアップしていきます。
(第2の能力アップ)
そして、最後に。ゴルフがうまくなるために、情報を集め、人から教えを乞ううちに、
自分を変えないとうまくならないことに気付きます。より上達して楽しむためには、
自己修正力をおのずと使うようになります。
この繰り返しでドンドンと自己修正力がアップしていきます。
(第3の力アップ)
こんな3つの力を受け入れたとき、わたし自身の枠が外れ、
「遊ぶことと成功することは繋がっている」という事実を実感したのです!
自分で言うのもなんですが、わたしは結構、真面目なタイプで、昔から、
「勉強と遊びは別物」と考えてきました。
「勉強もせずに、遊んでばかりでは成功しない。思う人生は歩めない」。
そう信じて疑いませんでした。高校までは、部活動と勉強しかしていませんでした。
大学に入ってからも、ろくに遊び方が分からなくて、「何かをやらなくては!!」という
焦りばかりが募りました。
「遊んだ~!!」と思うより、「吸収するためにひたすら動いた」という感じの大学時代を
送りました。
社会人になりたてのころも、これといった遊びをした覚えはありません。
しかし、起業し、会社を経営するようになったころに、メンターに出会ってから、
遊ぶことと成功は同じ思えるようになりました。
遊びって深い・・・。
今では、箱根の温泉や、沖縄、福岡県の糸島に家族で行くことも楽しんでいます。
遊びに行った先で情報収集力と人間関係力が磨かれ、その結果、自動的に修正も
始まっている感じです。
そうした時間があるからこそ、仕事もがんばれる循環になっています。
昔、塾を経営していたメンターが目指したのは、単に、成績の良い子どもたちを育てるのではなく、
勉強もできて、仕事もできて、お金にも不自由しないで、自分の軸をしっかりもって、
ハッピーに生きていく人たちを育てることでした。
メンターがまずしたのが、自分の全人脈を使って、そのような自分の理想とする生き方をしている
大人たちにインタビューをすることでした。そのなかで分かったのは、自分らしく、
お金にも不自由せずに、好きなことをして幸せに生きている人たちみんなが必要だという能力が、
3つの力だということに気付いたそうです。
遊びは人を自然体にさせ、違和感なく、他人との会話を弾ませることができます。
あなたも恐れずに、遊びに出掛けてみませんか?