人は自信がない時や自信を失う時があります。
どうして、そうなってしまうのでしょうか。
今回の記事では「自信を失ってしまうメカニズム」を追いながら、みなさんが自分に自信を取り戻すサポートができればと思っています。
自信をなくした時こそ自分を変えるチャンス
突然ですが、私が自信を失っているとき、未来の自分に向けて書いた言葉があります。
それが下の言葉です。
「自分に自信がないと言う人がよくいるけれど、
自信がないとは『自分が信じられない』ということ。
でも、よく考えてほしい。
今の自分が信じられないというだけで、
過去や未来の自分まで否定したらもったいない。
自分は、今、この瞬間だけではない。いろんな可能性を持っている。
今の自分を信じられないだけで、
自分のすべてを否定しないで、今の自分がつくりだしている心や行動を見直して、
これからの未来の自分がつくり出していく可能性があると信じて、肯定しよう。
今が違うと思うなら、今、この瞬間から変えればいい。
自信を失う時は、今を変えるチャンスなんだ。
心を変えて、行動を変えたらいいんだ。 」
自信がない自分に嫌気がさして熱くなって書いてます。
この時に私が苦しんでいたのは「他人との比較」によって自分自身を下げてしまっていた事です。
自分も含めて、多くの人が自信をなくしている背景に、
他人との比較によって、自分を確認しているという罠にはまっていることがないでしょうか。
自信をなくしている時は、今を変えるチャンス。
今をきっかけに、自分の可能性が無限大であることを確認にしませんか?
今回は、自信を取り戻していただくために、「比較」と「自信」の関係を読み解いていきます。
比較してしまう5段階
もし、自信の喪失が他人との「比較」から起こっている場合、
ぜひ、この5段について考えてみてほしいと思います。
1、比較そのものが、論理的におかしい
人間であれば誰しも、人と自分を比べてしまいがちです。
しかし、きちんと比較するためには、比べるための条件が全部そろっていないとできません。
・家庭環境が違う
・積んできた経験が違う
・そもそもの性格、特性、長所、短所、魂の役割が違う
・興味の方向性が違う
この世にすべてが同じ人はいるはずがありません。
すべての条件がそろっていないのに、他人と比べて自分が劣っていると判断することは全く筋が通っていません。
そのことをまず理解しましょう。
2、比較するなら他人ではなく、昨日の自分としよう
それでも人との比較は消えない―と、どうしても比較してしまう場合、比べてもいいのは「昨日の自分」だけです。
他人をうらやましく思ったり、比べて落ち込みそうになったりしたら、意識を「昨日の自分」にすり替えてみます。
例えば、
「昨日の自分」より、「今日の自分」はどれだけ前に進んでいるだろうか。
そうと問いかけてみてください。
他人ではなく、「昨日の自分」と比べたときには、マイナスよりも素晴らしいことが起こります。
今日の自分がだめと思うなら、明日は努力をして、前に進んでみようと考えてみましょう。
どんなことでもいいのです。
今日の自分の努力がちょっと足りないことに気づけた、ということも、大きな気付きです。
3、他人の良いところは自分の素晴らしい可能性の発見
他人の良くないところや悪いところを見つけたときは、自分の短所を投影している、と、よく言われます。
だから、人に見出した悪いところを自分の中で反省して、成長につなげましょうという話も聞いたことがあるかもしれません。
それと同じように、他人と比べて相手の良いところを見つけて、自分はだめだとか、劣っているとへこむのはとてももったいないことです。
自分にも、素晴らしい可能性の種があるから発見できたと考えてみませんか?
人と比べて落ち込みそうなときは、自分の中に素晴らしい可能性の種が眠っていることに、むしろワクワクしてください。
4、比較すると、勝ったら傲慢、負けたら卑屈しか生まれない
ここで、人と比べることについてあらためて考えてみましょう。
どんなことが起こっていると思いますか。
実は、感情のエネルギーからみると、比較からはマイナスのことばかりが多く生まれているのです。
他人より自分が勝っていれば、「傲慢」と「うぬぼれ」が生まれます。
他人より自分が負けていれば、「卑屈」と「妬み」が生まれます。
比較によって、わくわくするどころか、いつまでも満たされないマイナスの感情で心がいっぱいになってしまうのです。
自分だけではなく、人にも悪い影響を与えかねません。
だからこそ、提案です。
「比較」という思考の枠から飛び出してみませんか?
マイナスのエネルギーだらけの所から出てしまえば、
今よりもずっと楽に生きられる人生が待っています。
「あ、今、人と比べちゃった」
こんな気付きからで大丈夫、OKです。
そうできる可能性がみなさんの中にあります。
あなたの心のあり方が変わるだけで、きょうの行動が変わる。
ひとつひとつの行動が積み重なると、
やがてその行動はあなた自身になり、
周りはそういう人だと思うようになるものです。
「そんなことで変わるの?」
「気付くだけで本当にいいの?」
いいんです。
気付けば、それはもう「比較」の枠から一歩踏み出せている証拠です。
5、人と比較し、足りない所を探し落ち込むではなく、人より恵まれてる部分を探し感謝しよう
人はついつい、人と比べて足りない部分へ意識を持って行きます。
そして、あれが足りない、これが足りない・・っといちいち落ち込みます。
でも、考えてみてください。
人と比較し、足りない所探しをしていると、永遠に足りない所は埋まりません。
だって、常に人には上には上があるのです。
自分に足りない所を人と比べている間は、
永遠にその足りない部分は永遠に埋まらないのです。
しかし、人は、本当はした方がよい比較はしないのです。
それが、「相手より恵まれている感謝を探す」ということです。
足りない部分を探すのではなく、
恵まれている部分を探す。
そうすると、私たちの中には、落ち込みではなく、
感謝が生まれます。
日本に生まれている時点で自信を持って良い?
世界を見渡すと私たち日本人は、本当に恵まれた国なのです。
こんなデーターが世界にはあります。
1、住む家があること
2、毎日食べられるご飯があること
3、仕事が在り経済が安定していること
4、1円以上の貯蓄が在る事
この4つの基準を満たしている人は、世界にどれくらいいるかご存知ですか?
さあ、少し考えてみましょう!!
はい、それでは回答です。
なんっと・・・・・・・・
たったの8パーセント
だそうです!
つまり、私たち日本人にとって当たり前の基準が世界全体から見れば
かなりの非常識な状態なのです。
人口72億人の内8%に
私たち日本人のほんとんどが含まれるのです。
水がこんなに安全に飲めるのも世界でも日本のレベルは滅多にないそうです。
犯罪率の低さ、治安の良さも日本レベルなのは世界だけ。
国連の調査で、もっとも安全で住みやすく平和で国民の民度が高い国は、
日本は世界で1位だそうです!
とにかく、日本人というだけで私たちはものすごく恵まれています。
それを私たちは、当たり前になり忘れてしまってます。
「ありがとう」の反対の言葉は、「当たり前」だそうです。
今の日本に住ませてもらっている。
今のこの時代に生まれたこと。
仕事があること。
家があること。
毎日ご飯があること。
家族が安全に毎日過ごせる事。
平和であること。
1つ1つ世界と比べ、「恵まれていること」に感謝していきましょう!
話が少しずれましたが、自信の部分として伝えたい事は、
比較により自信を失うとしたら、この日本国という豊かな環境を土台に、
自分自身の人生に対して大きく自信を持つというのはいかがでしょうか?
そして、そこから先は、比較の5段階の一つ一つを丁寧にといていただければと思います。
最後に・・・
私が大好きな言葉に「みんな違って、みんないい」という言葉があります。
すべての人が異なる存在になるよう、神様は世界をつくり出してくれました。
すべての人の指紋が違うように、すべての人の才能も、役割も、特性も、長所も、短所も、みんな違います。
みんな違うから、それぞれの役割があります。
みんなが自分の魂の声を聴き、役割を果たしいくと、世の中がうまく循環するように神様は設計されているはずです。
神様がくれた私たちの大切な命。そして、魂。
この魂の声に耳を傾け、世界の中心に自分を置き、その周りにいる他人と比べるのではなく、世界の一員として、それぞれの役割を全うしようとパズルのワンピースのようになれるとき、世界はすばらしく、美しいものになると信じています。
一人ひとりが、お互いの魂を尊重し、認め合い、愛し合い、助け合う社会。
それが私の思い描くワンピースの世界です。
他人と比較するという自分の外側の観察から、自分の内側を観察する時間を増やすことで、
魂の声を聴き、自分の可能性を感じる時間を増やしませんか。
もう一度、比較5原則を確認しましょう。
【比較5原則】
1、比較そのものが、論理的におかしいと知る
2、比較するなら他人ではなく、昨日の自分としよう
3、他人の良いところと比べてへこむのではなく、自分にも素晴らしい可能性の種があるから発見できたと考える
4、比較すると、勝ったら傲慢、負けたら卑屈しか生まれない
5、人と比べて足りない所を探すのではく、人と比べて恵まれている部分に感謝する
他人と比べて揺れ動いたり、だれかのものさしや評価のもとで生きたりするよりも、
みんな違うことを認め、受け入れられて輝くような世界をつくりませんか。
最後の最後に質問です。
「今、あなたが人と比べて自信を失っている所はどこですか?」
「その自信を失っているところから探せるあなたが今伸ばしたい自分の力は何ですか?」
「人と比べて自分が恵まれている感謝すべてき所はどこですか?」
是非自分に問うてみて、噛み締めてみてください。