「愛」にもとづき行動しよう
5年ほど前、盟友と話していると、
何を動機(モチベーション)として行動しているかについて大きな気付きを得ました。
人間は意識していないと、不安にもとづいて行動してしまいます。
つまり、自分自身が満たされていないと、その不足している部分を補うかのように、行動してしまうのです。
そして、不安を動機(モチベーション)に行動してしまうと、目指している結果を得られずに、また不安を自分のなかにつくり、満たされない状態になってしまいます。
逆に、愛にもとづいて行動すると、結果的に、
より大きな愛を受け取ることにつながり、自分から愛があふれることにつながるのです。
では、どうすれば、不安から行動することをやめて、愛を動機(モチベーション)に行動することができるのでしょうか。
重要なのは行動の動機(モチベーション)チェック
愛にもとづいて行動していくためには、次の4段階のステップを重ねてみることをオススメします。
1、できないことを知らない
2、できないことを知る
3、意識しながらできるようになる
4、無意識で、できるようになる
自転車に乗ることで例えるとすれば、
1、乗れないことを知らない
2、乗れないことを知る
3、意識して乗れるようになる
4、無意識で乗れる
4段階目に達したときに、次の課題を設定していくと、人間は成長しつづけることができるのです。
この成長の4段階を活用して、考えてみてくださいね。
1、行動の動機(モチベーション)をチェックする
2、動機(モチベーション)に不安な理由がないかを見つめる
3、愛を動機(モチベーション)にするように意識し続ける
4、24時間365日、無意識のうちに愛をもって行動することができる
まずは、「できないことを知らない」という段階から脱出します。
いま、あなたは、可能性無限大ブログでこの記事を読んでくれています。
ということは、人間が行動する動機(モチベーション)には、「不安からの行動」と「愛からの行動」の2種類があることを知りました。
すでに、「知らないことを知らない」ということから一歩踏み出しました。
次にやってもらいたいのは、
「自分の行動の動機(モチベーション)が、
不安と愛のどちらから始まっているか?」をよーーーく観察することです。
これは、すべての行動に対してです。
・仕事にまつわる行動
・恋愛・夫婦関係にまつわる行動
・人間関係にまつわる行動
・趣味にまつわる行動
・健康にまつわる行動
・ボランティアや社会貢献にまつわる行動
・・・ 自分が生きていくうえで、取っているすべての行動です。
たとえば、
いましている仕事は、不安と愛のどちらの動機(モチベーション)をもとに始めましたか?
いまの人間関係は、不安と愛のどちらの動機(モチベーション)からつくりあげられましたか?
わたしの事例で考えると、10年前は、取り組んでいる仕事はつい不安から始めてしまっていた部分がありました。
それは、「仕事で成果を残したら愛される。だから、愛されるために行動しよう」という、不安をもとにした動機(モチベーション)でした。
その結果、どうなったかというと・・・
仕事で成果を残したら愛されると考える
→ 仕事で成果を残そうと、必死でがんばる
→ その結果、仕事で成果を残すことに集中しすぎて、周りが見えなくなる
→ 周りの人に配慮することを忘れ、不快な気持ちにしてしまう
→ 結局、周りから愛されない結果をつくり出してしまう
→ 周りから愛されていないかもしれない・・という不安を抱く
→ 「仕事で成果を残したら愛される」と、振り出しに戻る
こんな状況を繰り返していました。
こうならないためにも、まず、今の自分の行動をよくチェックしてみてください。
そうすれば、自分の行動の動機(モチベーション)が見えてきます。
怖いかもしれませんが、そこを見つめ続けてください。
いまの社会は、不安にさせるような情報であふれています。
・経済的な不安をあおる情報
・健康的な不安をあおる情報
・人間関係を不安にさせる情報 などなど・・・
人を不安にさせて、ビジネスにつなげようという人たちであふれているからです。
でも実は、それを仕掛けている人たちもまた、不安から行動しているのです。
だからこそ、ひとり一人がその不安から抜け出していく必要があるのです。
そのためには、まず自分自身をよーーくチェックすることです。
不安や恐れの理由を見つめる
すべての行動の原点を愛にできれば、その結果、自然に愛を手に入れることにつながります。
ですが、不安や恐れが中心にあると、その感情と同じ状況を招くことになります。
これは、「自分がよく考え、思い、意識しているものを引き寄せる」という引き寄せの法則と同じことですね。
それでは、どうすれば、常に、愛にもとづいて行動できるようになれるのでしょうか。
そのためには、「なぜ自分の中に恐れと不安があるのか?」を考える必要があります。
不安と恐れをチェックするために、内的要因と外的要因の2つから見てみましょう。
内的要因を探るには、自分が生きてきた人生の中で、不安や恐れを抱く原因になった出来事を思い出すことです。
たとえば、私が不安と恐れを持つことになったいちばん大きな要因は、5歳にまでさかのぼります。
両親が離婚するかもしれない!という騒動が起こり、家の廊下で父親が泣きながら「お父さんは家を出て行くけど、元気で暮らせよ」と自分に向かって言った場面です。
そのとき、どうやら私は自分にこんな思い込みをつくり出したようなのです。
「自分が良くない子だからから、父親は出て行った」
「自分が良い子にならないと、父親から愛されない」
そうして、「自立してがんばっている子」という自分なりの良い子像をつくり上げました。
きっと、父親が自分を褒めてくれたときの自分が良い子なのだ、と思い込んだのです。
その結果、わたしはまったく手の掛からない、両親から一度も「勉強しなさい」と言われたことのない
「自立したよくがんばる子」になりました。
ただ、それと同時に、がんばっていればすべて許されるという甘えも生まれ、
とてもわがままな性格になっていたと思います。
10年前大きな失敗をしたときを振り返ると
何かの目標に一心不乱に向かい始めて結果を残そうとしたとき、
人間関係に歪みが生じ、人間関係がうまくいかなくなり、目標も達成できず、
本当に得たいものを得られない・・というパターンを繰り返してきました。
このような内的要因からくる不安や恐れを知ることが、自分の行動の癖に気づける第一歩です。
外的要因とは、自分以外のすべてから見聞きした情報について考えることです。
・テレビ
・ラジオ
・インターネット
・本
・友人や両親、恋人など周りの人間
・職場の同僚や上司、部下
こうした身のまわりの情報で、不安と恐れをあおられている可能性があります。
自分の人生に必要なことは、すべて自分の魂が知っています。
外部ではなく、自分の魂の声を聴きましょう
こんな錯覚を起こしてはいませんか?
・学校の先生が言うことは、自分の意見よりも正しい
・両親が言うことは、自分の意見よりも正しい
・テレビで報道されていることや雑誌・本に書かれていることは、自分の意見よりも正しい
しかし、本当にそうなのでしょうか?
わたしは、わたしにとって大切なことや真実は、自分の魂が知っていると考えています。
自分にとっての幸せや成功は、自分の魂しかわかりません。
外部のだれかが決めた幸せや成功の基準では、自分の幸せや成功を測ることはできないはずです。
なのに、人間はついつい昔からの習慣で、外部を基準にして、幸せなのか、成功しているのかを判断しようとします。その結果、自分が幸せでない、成功に達していないと思い、満たされていないと感じたとき、不安や恐れを抱いてしまうのです。
外部の情報でつくられた不安や恐れを動機(モチベーション)に行動してしまうと、結局、本当に得たいものが得られなくなるのです。
まずは!
自分の「不安」や「恐れ」がどこからうまれているのかをチェックしてみよう。